3章 睡眠の質 4章 リバウンド

おわりに

人生がリセットできた!

いよいよ「おわりに」の章になりました。

58歳の1年間で、私は貯筋ダイエットを通じて直接的な成果を得ることができました。

それは、筋肉量を増やし、体脂肪を減らすことでした。タニタの体組成計による明確な数値が、その証拠です。

かっこいいね

しかし、この「自分プロジェクト」である貯筋ダイエットを実行したことの意義は、それだけではありません。実際には、もっと大きな意味がありました。

それは、多くの人が節目と捉える還暦、つまり60歳を目前にして、自分がセカンドライフをどう生きるか、再考できたことです。

貯筋ダイエットを通じて、心身の「基礎作り」の方法を見つけられたのは、私にとって何よりも嬉しいことでした。

言ってしまえば、「人生をリセット」できた1年間だったと思います。

「楽しい」と「好き」
を極める

ダイエットや筋トレ、有酸素運動に対するイメージといえば、多くの人が「苦しい」「つらい」「面倒」「継続が難しい」と感じているかもしれません。

実際、過去に私は糖質制限ダイエットやパイナップルダイエット、プチ断食などに挑戦してリバウンドを経験したことがあり、それは決して快適なものではありませんでした。

しかし、今回私が取り組んだ「貯筋ダイエット」で成功を収めることができた理由は、行動科学の知見を取り入れたからです。

このアプローチは非常にシンプルです。「楽しい」と「好き」な活動を生活に取り入れることで、通常なら「苦しい」「つらい」と感じる取り組みを自然と続けることができるようになります。

例えば、ジムで有酸素運動をする際には、iPadで好きなK-POPアイドルのビデオやNetflixのドラマを楽しむようにしました。

心臓バクバクで苦しいトレーニングも、アドレナリン放出の「推し活」タイムのドキドキに変わります。朝活が楽しみになるから、目覚めもいい!

ただし、ダイエットの1年間全てが順調ではありませんでした。道半ばで、帯状疱疹に罹患し、その後コンビニスイーツにハマってリバウンドしました。

打開策として、おやつを食べる行動を週一に制限し、代わりに公園散歩を取り入れることで、午後のブレイクタイムの習慣を変えました。これにより、リバウンドからの脱却も可能となりました。

「推し活」や「スイーツ」など、自分にとってのご褒美を見つけ出し、それをルール化して取り入れることで、望ましい行動を無意識のうちに継続できるようになりました。

私が取り入れたのは、行動科学に裏付けられた「すぐやる」「続ける」技術です。貯筋ダイエットでの成功体験を通じて、その効果を実感しています。

最近の私のチャレンジ

58歳の1年を振り返り、私にとって何が「楽しい」「好き」なのか、自分自身を見つめ直すことができました。

推し活も音楽もスイーツも好きですが、本当に心から楽しいと感じるのは、外に出て移動したり、旅をしたりすること。具体的には、車でのドライブ、自転車、そして低山ハイクです。

週末には、自転車と低山ハイクを組み合わせた「ライド&ハイク」という、私なりのチャレンジに挑戦しています。これは私が勝手に名付けた造語ですが(笑)。

●車

まずは、愛車のマツダCX-30に、前輪だけ外したグラベルバイク(自転車)を積み込みます。後部座席を前に倒せば、自転車を1台載せるスペースは余裕で生まれます。

相模川沿いの県道511号線やそこから宮ヶ瀬までのワインディングロードを、マニュアルシフト(6MT)を駆使してドライブしていく時間は至高の悦びです。

こういう時に社内で流す音楽は、大学時代にカセットテープに録音してAE86トレノのカーステで聴いていた安全地帯やレベッカ、山下達郎、中森明菜、菊地桃子なんかが多いですね。

時には、Audibleでラノベの化物語シリーズや、青春ブタ野郎シリーズを聞いたりもします。

●自転車

約1時間ほどで宮ヶ瀬ダム湖畔の「鳥居原ふれあいの館」駐車場に到着。グラベルバイクを組み立てたら、県道70号を走ってヤビツ峠まで向かいます。

以下はある日のバイクライドの記録。ガーミンのスマートウォッチで計測しています。

ガーミンの記録

鳥居原からヤビツ峠までは、往復の距離は43.22KM、獲得標高は662Mとわかります。

消費カロリーは1,227kcalですから、日頃エニタイムフィットネスで行っている60分間のクライムミル(自動階段のぼり)の2倍以上のカロリーが消費されています。

きっと、想像以上に体脂肪が燃焼しているはず!

●低山ハイク

ヤビツ峠に自転車を駐めたら、そこからはデイパックを背負ってハイキングです。

この日は、あまり無理をせずに、展望台まで片道約30分ハイキングを楽しみました。眺望を楽しみながら、おにぎりを食べてもどりました。

次なる目標は、ヤビツ峠から大山までのハイク。このチャレンジを達成すると、自転車での662Mとハイキングでの491Mを合わせ、1日で1,000M以上の標高を獲得することになります。これは私にとって、かなりの挑戦です。

1日で獲得標高1000M超えは、今の自分にとって、相当な挑戦。貯筋ダイエットを継続することのモチベーションは高まりそう!!

なんだか、スマホゲームでポイントを稼いだり、リアルにお金を稼いだりするのと同じような悦び、ワクワク感がありますよね。

自ら考案した「ライド&ハイク」という趣味は、私にとってセカンドライフを充実させる重要な要素になりそうです。

いずれ、この活動についてもっと深く掘り下げ、本を書きたいと思っています。

また、絶滅間近な「マニュアルシフト車の愉しみ」というテーマで本を書くのも夢のひとつ。6MT.jpというドメインも取得しました。これからも、この趣味を通じて同じ思いを持つ人たちと繋がっていけたらと思っています。

まとめ

さて、私の冒険、いや、挑戦の旅も終わりに近づいてきました。

この一年間、58歳の私は、自分にとって何が本当に楽しいのか、何を好きでいられるのか、深く考える機会を得ました。

これもすべて、貯筋ダイエットという、自ら編み出した、新たな試みのおかげです。

「ライド&ハイク」で1000M超の獲得標高に挑戦してみようと思い立ったのも、貯筋ダイエットの成果の一つです。

動かせる身体と、続けられる心という基礎ができたことで、チャレンジ精神が芽生えてきました。

「苦しい」「つらい」にぶつかっていくのでなく、あくまで自分が「楽しい」や「好き」と感じることを取り入れ、取り組む姿勢ができました。なんたって楽しくて、好きならば、続けられます。

私の58歳の1年間は、セカンドライフに向けての大事な一歩になりました。

まさに「人生のリセットボタン」を押したようなものでした。単に筋肉増強と脂肪燃焼したのではなく、自分自身を見つめ直し、新しい自分を見つけ出したのです。

この体験や気持ちを、多くの同年代の皆さんにも知っていただきたいと思い、このブログを書きました。これを機に、Kindle本に仕上げて出版したいとも考えています。

私にとっての「楽しい」「好き」はあくまで参考例です。人は千差万別。

私のブログを読んで「よし、貯筋ダイエットに取り組んでみよう!」 と思われた皆さんは、ご自身の「楽しい」「好き」を見極めて取り入れてくださいね。

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。また新しいテーマで、皆さんとお会いしましょう。!

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